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第六回目の豆知識は…
「貝合せ」(かいあわせ)です。

ふくちゃんの豆知識

福順号のふくちゃんが、人形業界のちょっとした知識だったり、知っていると役に立つ話を、楽しく解説していきます。
いつも以上に、節句の時期を楽しく感じてもらえるように、これからも日本の伝統を守り大切にしていきます。

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「貝合せ」とは何かな?

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「貝合せ」とは?
「貝合せ」とは、平安時代に始まる平安貴族の優雅な遊びです。
 ハマグリの2枚の貝殻の内側に同じ絵を描き、伏せた貝殻の絵を返して同じもの選ぶ、というものでした。  鮮やかな色彩で芸術的に仕上げられ、江戸時代には縁起物としても用いられたそうです。
本物の貝に本金箔を手貼りし、その上から絵師が手描きで梅を入れます。
すべての工程が手作業で作られます。また、使われる蛤(はまぐり)は対の貝殻にしか合わない事から、 夫婦円満を意味する縁起物です。
こちらは、本金箔 手描き貝合わせ 「桜」です。
貝合せには、蒔絵が施されているもの、美しい花、御所車、殿上人、十二単の女性等、様々な絵柄のものがあります。 店頭ではお雛様の雰囲気や自分の好みに合わせ、お好きなものをお選びできます。
 ※一部オンラインショップでも購入頂けます。
こちらは、菖蒲の絵が描かれた貝を兜飾りに合わせています。菖蒲の花は 厄除け、邪気払いの願いが込められています。 また、時代が下ると「菖蒲(しょうぶ)」は、武士の精神・文化に重要な考え方である「尚武(しょうぶ)」という言葉と同音であることから、 男子に成長に期待する意味合いを掛け合わせるようになりました。
贈り物にもできるように…
お雛様の前飾りとしてだけでなく、季節の飾りや、海外へのお土産、ディスプレイとしての購入も多いことから、しっかりとした桐箱でのお届けとなります。
Set example
「貝合せ」を使ったセットをいくつかご紹介します
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丁寧に貼られた金箔や、その表面に描かれた絵柄が細かく綺麗で、本当に見ごたえがあるね。
次はどんな豆知識かな?
次回もお楽しみにね!!