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第五回目の豆知識は…
「トルコランプ」についてです。

ふくちゃんの豆知識

福順号のふくちゃんが、人形業界のちょっとした知識だったり、知っていると役に立つ話を、楽しく解説していきます。
いつも以上に、節句の時期を楽しく感じてもらえるように、これからも日本の伝統を守り大切にしていきます。
※今回は、日本の工芸品ではなく、海外の工芸品の話だよ!

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「トルコランプ」とは何かな?

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そもそも「トルコランプ」とは?
モザイクランプと呼ばれるランプの一つ
トルコランプは「モザイクランプ」と呼ばれる製法でつくられるランプの一種で、 当店では現地トルコで一つ一つハンドメイドされた品を使っています。 その性質から、同じデザイン・色素材で作られた物は存在なく、それぞれが一品ものと言えます。 また、模様にも伝統的な意味を持ちます。
「繁栄・幸福」
この模様は「キリム」という伝統的織物のひし形が並び、「豊かさ」「繁栄」「幸福」「豊穣」という意味と願いが込められています。
そして、ひし形を連続して切らさずに配置することで、「切れない家族の縁」や「家族の縁が長続きする」といった想いも込められています。 ひし形を縁取ったビーズは糸に通してから貼られており、手間をかけて作られています。
「星」
この模様は円の中に「星」をデザインしています。 星は「幸運」呼び寄せる代表的なデザインです。 夜を神聖な時間としているため、その夜にだけ見られる星を幸運の象徴としているのです。
「カモミール(パパティア)」
パパティアは「カモミール」の花を表します。意味は「逆境で生まれる力」「癒し」です。 カモミールの花言葉も「苦難の中の力」です。花を縁取る部分のビーズは糸を通してから貼り付けています。細かな部分に手間をかけながら作られています。
「蜂の巣」
蜂の巣は「富」と「子だくさん(子宝)」を意味しています。日本の文様でも同様の意味をもつ文様は多くありますが、世界の様々な 文化においても親が子に願う事は同じなのでしょう。
「魔除け(ナザールボンジュウ)」
こちらは「ナザールボンジュウ」といいます。 伝統的なお守りであり、「魔除け」の意味が込められています。 目の形を表現しており、目は人形の世界へ繋がる窓とされ、どんな考えも最初に目に表れると考えることから、邪視や悪意の視線をはねのける役割を持っています。
「星」と「ナザール」
二つの願いを込めたデザインで、ガラスの色と形の違いを楽しめるようにデザインを練って組み合わせています。
「模様・文様の文化と意味」
ほかにも「真珠」「アラベスク」など、様々な模様がありますが、どれも祈りや願いなど、縁起を担ぐような意味があります。 家族の健康や、豊さへの願い、幸運の来訪、病気や厄を遠ざける、などなど、日本でも古来より同様の意味をもって様々な文様が描かれてきました。 お雛様が子供の健康や幸せを願うお守りであるのと同じように、人が人を想って作る物には国による違いなど無いのだと感じます。 ※トルコランプは、実用品として制作されていますので、雛祭りが終わっても室内の灯りやインテリアにご利用頂けます。
Set example
「トルコランプ」を使ったセットをいくつかご紹介します
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親が子を思う気持ちは、どこに住んでいても一緒だね。
健康で幸せに育ってほしい。それが共通の願いなんだね。
次はどんな豆知識かな?
次回もお楽しみにね!!