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ふくちゃんの豆知識とは!

福順号のふくちゃんが、人形業界のちょっとした知識だったり、
知っていると役に立つ話を、楽しく解説していきます!!

いつも以上に、節句の時期を楽しく感じてもらえるように、
これからも日本の伝統を守り大切にしていきます!!

ふくちゃんの正面画像
ふくちゃん

第一回目の豆知識は何かな??

ふくちゃんの豆知識
お母さんのお雛様を
新しい赤ちゃんに
贈ってもよいのですか?


他にも、親や兄弟、親戚のひな人形を
おさがりにいただいてもよいのですか...?

ふくちゃんのイラスト
ふくちゃん正座画像
ふくちゃん

この質問は多くの方が疑問に思っていると思うよ!

ふくちゃんの答えは...4つに分けて説明するね!

本来の意味・由来

ひな人形は「身代わり信仰」から発祥しています。
医学が発達していなかった昔は、新生児の死亡率が非常に高かったため、健康に育ってほしいと願う、親心から生まれた行事です。

人形(ひとがた)や形代(かたしろ)という、紙を人の形に切ったもので、生まれてきた赤ちゃんの体をなぜることによって、赤ちゃんの災いや、穢れが人形や形代に移ります。

災いや病気を赤ちゃんのかわりに背負ってくれた、人形や形代を川に流す事で、赤ちゃんは健やかに成長できるという考え方が身代わり信仰です。
この川に流す行為は流し雛として現代にも伝わっています。 赤ちゃんの厄の身代わりになって、病気やけがをしないように、守ってくださいねと願って飾るものなのです。

よく例に出されるのが神社やお寺のお守りです。ふつうお守りは親や姉妹と共有はしません。
ひな人形もこれと同じと考えられていました。
このようにひな人形本来の意味から考えていくと、お下がりではなく赤ちゃん一人に一つが基本になります。

雛人形

厄を引き継ぐという考え方

ひな人形は女の子が成長するまでのお守りとして、身代わりになって厄を受け持ってくれます。

その厄を受け持ったまま、新しく生まれた赤ちゃんのお守りにすると、厄も赤ちゃんに引き継がせてしまうと捉える考え方があります。
縁起という見方をしても良い印象はありません。

どうしても引き継ぎたいと考える場合

雛人形が厄受け・身代わりとして受けてきた穢れを祓い、もともとのまっさらな状態にすることでもう一度厄受け人形となってもらいます。
当店では具体的に神社・仏閣にて「厄祓い」「厄落とし」をしていただくようご案内をします。

人形供養をされているお寺さん以外にも、このような経緯をお話しすれば大体のお寺さんで実施していただけると思います。
※神戸ではいくつかご案内できるお寺さんもございます。

姉妹なのでお雛様を2セット用意する必要がありますか?

さまざまなご家庭の事情もあり2セット置くことが難しいご家庭も多いと思います。住宅事情・設置スペースの問題であれば、コンパクトサイズの雛人形をおすすめしています。

現代の流行りや志向に合わせて多種多様・大小様々なお雛様がお選びいただけます。
予算的な制約が問題であれば、低コストで素敵な作品も数多く制作されています。

もし、お悩みの場合はお気軽にご相談くださいませ。

ふくちゃん基本画像
ふくちゃん

お家の状況に合わせて、色々な形でお雛様を選んだらいいんだね!
健やかな成長を願う気持ちはみんな同じだもんね!

次はどんな豆知識かな?次回もお楽しみにね!!