重陽の節句 大人の雛飾り 後の雛

重陽の節句 後の雛

「重陽の節句」とは別名「菊の節句」「後の雛」「秋の雛」ともよばれ、
陽数(奇数)が重なる日は縁起が良いとされ、
一桁の陽数では最大の「9」が一年の最後に重なる9月9日が重陽の節句です。
無病息災、長寿などを願う行事で、
その時期に咲く花として美しかった「菊」を用いた菊酒などで邪気を払い、
長寿を願ったとされております。
また、江戸時代には人々の生活が豊かになり、雛飾りも盛んとなっていきました。
3月3日の桃の節句では物足りず、
御祝いに適している9月9日の重陽の節句に合わせ、
再び飾った風習が「後の雛」と呼ばれるようになりました。
他のサイトで重陽の節句のコラムを書かせていただいております。
あわせてご覧ください。
※リンク先は神戸新聞社運営サイト「マイベストプロ神戸」のコラムになります。
  • 大人の雛祭り -重陽の節句- 準備開始です
  • お洒落な菊飾り
  • 日本人形協会 重陽の節句ポスター

    大人の雛飾り 後の雛

    ・過去に何らかの理由でお雛様を揃えることができなかった方。
    ・無病息災、長寿を祈願をされる方へ。
    ・普段お世話になっている女性の方への贈り物として。
    ・マイ雛をご希望の方。
    ・夫婦喧嘩の仲直りに、奥様へ(笑)
    桃の節句のお子様用ではなく、大人の女性へ向けてのご提案です

    お子様へ送る雛人形とは少し見方を変えて、
    大人の目線の素材・仕立て・色使いで
    さまざまな作家のお雛様をご紹介します。

    「後の雛」作品案内例

    小出松寿作 古典柄にオーガンジー

    間口80cm 奥行45cm 高さ38cm
    鼓や桜・梅・菊の季節の花々が描かれた生地に、金彩をかけた様な唐草柄のオーガンジーを重ねました。 慶賀の時を華やかに彩る衣装です。 重陽の節句 後の雛

    小出松寿作 枝垂桜青海波文様(しだれざくら せいかいはもんよう)

    間口80cm 奥行40cm 高さ36cm
    豪華な金彩で枝垂桜と吉祥文様である青海波を表現し、
    前飾りには九谷焼の台と、金箔押しした瓶子、つがいの手書き絵が入った貝合わせをました。
    重陽の節句 後の雛

    京都 尊正作 天目染め衣装

    間口75cm 奥行40cm 高さ29cm
    「天目染め」の生地で作られた衣装は、特別な技法でうまれた濃淡の斑点により、深く気品ある色合いになります。
    この生地は、その上に金泥色で手描きの鳳凰を入れた手描き友禅です。
    屏風・飾台に黒を使い、前飾りや花は紅白の梅を置くことで、大人らしくシックに組み合わせています。
    重陽の節句 後の雛

    ひいな 清水久遊作 帯地

    間口75cm 奥行45cm 高さ51cm
    際立って美しい選りすぐりの絹糸から織られた衣装です。 帯地の雛は、非常に手間とコストがかかるため雛人形の中でもハイクラスに位置し、相応の格式の作品となります。
    縁起のよい紅白の殿姫の色使いに、背景は流れる水が輝くように仕込まれた美しい屏風を置き、雛人形を引き立てます。
    重陽の節句 後の雛

    真多呂作 木目込人形 限定箔押天宝雛

    間口35cm 奥行35cm 高さ39cm
    コンパクトでありながら、素体の美しさや細かい生地の使い分け、色使いなどで木目込人形の第一人者である
    真多呂作の限定品 箔押雛です。優雅で生命の象徴である鳳凰の箔押限定作品です。
    重陽の節句 後の雛

    藤匠 後藤由香子作 バニラムード

    間口80cm 奥行45cm 高さ40cm
    後藤由香子の作品のなかでも特にシックなデザインの作品。
    衣装の染めやバニラの花など、すべての装具が人形にあわせて作られています。
    重陽の節句 後の雛

    平安道翠作 蘇州刺繍の帯地

    三大刺繍の一つ、蘇州刺繍の帯地で作られた、非常に珍しく豪華なお雛様です。
    平安道翠は帯地のお雛様を多く製作されておりますが、その中でもとくにハイクラスな作品です。
    重陽の節句 後の雛

    望月龍翠作 正絹臙脂 雲立涌丸に向鶴文様

    間口69cm 奥行44cm 高さ34cm
    望月龍翠は、美しいシルエットを均一に作り出す確かな着せつけの技術を持った人形作家です。
    赤やピンクではなく、高貴な臙脂の衣装に、伝統的な吉祥文様である雲立涌と向鶴を織り込んでいます。
    装具は、派手すぎず地味すぎず、スタンダードな組み合わせとし、
    より人形を引き立てるセットとしました。
    重陽の節句 後の雛